納豆なっとうについて

ネバネバの正体

納豆(なっとう)のネバネバは、納豆菌(なっとうきん)がたんぱく質(しつ)を分解(ぶんかい)してできたグルタミン酸(さん)を納豆菌(なっとうきん)がたくさんつなげてつくったポリグルタミン酸(さん) と、糖(とう)の一種(いっしゅ)であるフラクタンという物質(ぶっしつ)からできています。 

このグルタミン酸(さん)はこんぶなどに含まれるおいしさの素(もと)のひとつ。納豆(なっとう)がおいしいのは、グルタミン酸(さん)のおかげでもあります。

フラクタンという物質(ぶっしつ)には味はありませんが、ネバネバを安定(あんてい)させる役目(やくめ)を持っています。長く糸を引くのは、ポリグルタミン酸(さん)はグルタミン酸(さん)が折りたたまれてつながっているためと言われています。