品質の高い原料大豆確保への取り組み

主に契約栽培による大豆を使い、時間をかけて良質な大豆を選んでいます。

「おいしいからこの笑顔」のために

おかめ納豆・おかめ豆腐は、日本国内もしくは海外(アメリカ・カナダ)で大切に育てられた大豆を使用しています。
輸入する大豆については、シカゴ事務所員が契約栽培しているアメリカ、カナダの大豆産地での生育状況の確認、あるいは収穫後は取れた大豆の品質管理を行っています。
産地では、日本に良い大豆をお届けし、たくさんの笑顔を生むことができるかを大豆生産者の方々と日々話し合っています。
ちなみに、大豆の生育時期は種まき(5~6月頃)、開花(7~8月頃)、収穫(10~11月頃)です。
アメリカとカナダでタカノフーズが購入している納豆、豆腐用の大豆の産地は北から南まで幅広く、この大豆の生育シーズンに、シカゴを拠点として、アメリカとカナダの各産地に出かけています。

安心・安全でおいしい食品をずっとお届けし続けたい。

原料に適した優良な大豆は何年もかけて選ばれる。

商品の安定供給という面から見ると、原料大豆は病気に強く、収穫量も多く、おいしいものが望ましい。農作物であるから、年によって品質にぶれも生じますが、できるだけ品質が安定している必要があります。
どの種類が優れているのかは、1回の収穫ではなかなか判断できません。味、収穫量、病気に対する強さなどは何代も収穫を繰り返してみないとわからないのです。このため、タカノフーズでは単年の良し悪しで契約する大豆を選ぶことはしていません。最終的に優良な品種を選ぶまで何年もかかることがあります。
しかし、原料大豆の品質だけでは実は判断できません。良い大豆がそのまま製品になるわけではありません。

粒の大きさによって味や食感のバランスも微妙に変化してくる。

原料と製品は別物。作ってみないとわからないことも。

大豆の成分が数値的に優れていても、納豆としておいしくなるとは限りません。例えば納豆にした場合、風味、粘り、香りなど、総合的に品質を評価しています。一般的には、糖分が高いと納豆菌の働きが活発になり、良い納豆になると言われていますが、これも作ってみないとわかりません。
豆腐の場合は大豆のタンパク質含有量が高ければ凝固しやすいのですが、風味は感じられなくなる傾向にあります。また、凝固剤である「にがり」との相性なども考える必要があります。最終的に製品になったときの味と食感の絶妙なバランスが求められます。

サンプル大豆はすべてていねいに保存。