豆腐の栄養価

「畑のお肉」と言われる大豆を
原料にした豆腐は、良質のたんぱく質や脂質を
多く含むだけでなく、
女性ホルモンの「エストロゲン」に構造が似た
イソフラボンを始め、さまざまな健康作用を促す栄養素が含まれています。

絹ごし豆腐150gに含まれる栄養素

たんぱく質

たんぱく質は、「脂質」「炭水化物」と並ぶ3大栄養素の一つで、20種類のアミノ酸が結合して作られています。筋肉、臓器、皮膚、髪の毛など体を構成する部分だけでなく、ホルモンや抗体など体の調子を整えるものの材料にも使われる大切な栄養素。卵類・肉類・豆類(大豆)に多く含まれ、豆腐の原料である大豆は良質なたんぱく質を含む食品です。

ビタミンE (αトコフェロール)

ビタミンEは血管を健康に保ち、血中LDLコレステロールを調整する作用もあることが知られている脂溶性ビタミンです。還元力があり、若々しくいたい方におススメの栄養素です。

カルシウム

カルシウムは人間の体を構成するミネラルのうち最も多く存在しています。骨や歯の主な構成成分ですが、細胞の分裂・分化、筋肉収縮、神経興奮、血液凝固作用などにも関わっています。丈夫な体のために取り入れたい栄養素の一つです。

鉄分

鉄分は日本人が不足しやすい栄養素の一つです。鉄分の70%は血液中のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンに存在し、酸素を運ぶ重要な役割を果たしています。鉄欠乏は重度にならないと症状や徴候は現れないため、日頃の注意が必要です。

マグネシウム

マグネシウムは人体に必要なミネラルの一種で、その約6割は骨や歯に、残りは筋肉や脳・神経に存在しています。300種類以上の酵素反応に補酵素として働き、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも役立っています。

カリウム

人体に必要なミネラルの一種です。ナトリウムを排出する作用があるので、塩分の取り過ぎを調節するのに重要な役割をしています。

イソフラボン

大豆イソフラボンは、大豆の胚芽部分に多く含まれています。女性ホルモンの「エストロゲン」に構造が似ているため、よく似た働きをすることが知られています。ハリのある毎日を過ごしたい方や健康美を目指す方におススメの成分です。

レシチン

レシチンはリン脂質と呼ばれる脂質の一種で神経伝達物質の材料として知られ、学習や記憶に関係しているといわれています。ずっと若々しく元気に過ごすために取り入れたい成分の一つです。

サポニン

サポニンは植物の根、葉、茎などに広く含まれている配糖体の一種です。サポニンには苦味があり、コーヒーや抹茶の苦味はサポニンによるものです。特にマメ科の植物に多く含まれ、さまざまな健康効果があるとされ注目されています。

オリゴ糖

環境を整えてくれる腸内細菌でビフィズス菌に代表される善玉菌は、栄養源としてオリゴ糖を好んで食べます。そして、内側からのスッキリをサポートしてくれます。