タカノ財団

公益財団法人
タカノ農芸化学研究助成財団
2025年度 研究助成対象者募集要領

1.助成の趣旨

本財団は、農学、特に農芸化学(生物資源等)に関する学術研究を助成し、もって学術研究の発展に寄与することを目的とし、設立されました。
本年度も、農芸化学等に関する研究を行っている大学等の研究機関の研究者に対し研究助成をします。特に、若手研究者への助成の枠を設け、今後の当該分野の研究促進に役立ちたいと考えています。

2.研究分野

  1. 豆類や穀類の生産技術(栽培、育種、植物栄養、根圏微生物等)に関する研究
  2. 豆類や穀類、並びにそれらの加工品の食品機能(栄養機能、嗜好機能、生体調節機能等)に関する研究
  3. 豆類や穀類の加工、保蔵、流通技術に関する研究、並びにそれらの発酵に関連する微生物や酵素の探索、特性、利用に関する研究

3.研究助成対象者

  1. 国内の大学、短大の研究者(大学院生も含む)
  2. 国公立並びに国立研究開発法人等の研究機関の研究者
  3. その他本財団の理事会において適当と認められた研究者

4.交付要件

  1. 研究内容については、創造的、先進的であり、その研究の成果が広く学術研究等に資することが期待できること。
  2. 助成金の交付により著しく研究の成果が得られるものであること。
  3. 助成金を必要とする研究の計画と費用に合理性があること。
  4. 研究の成果は、1.本財団の事業として公表すること、2.所属する学会で発表すること、3.本財団が発行する研究成果報告書又は本財団主催の研究報告会で発表すること。
  5. 本財団所定の用紙による申請であること。
    申請書には助成を希望する研究課題、目的、計画・手法、所要経費等必要事項が明示されていること。

5.助成金額

研究計画書を審査の上、次のように交付を予定しています。

  1. 一般部門(年齢制限なし) 1件当たり 100万円を7件程度
  2. 若手部門(40歳未満) 1件当たり 50万円を6件程度
     ※若手部門は、1985年(昭和60年)4月1日以降生まれの方

6.助成期間

助成期間は1年とします。(2025年5月~2026年4月)

7.申請手続き及び締切期日

財団所定の申請書に必要事項を記入の上、2025年1月15日から3月10日(必着)までに財団理事長宛てに郵送してください。

8.選考決定通知

2025年4月~5月に通知する予定です。

9.助成金交付時期

2025年5月予定

10.研究結果等の報告

助成期間終了後、次の書類を財団事務局に提出していただきます。

  1. 本財団所定の様式による研究実施報告書を1部(終了後30日以内)
  2. 研究成果報告書(A4サイズ)を1部

なお、研究成果報告書は後日、冊子体とし印刷公表いたします。

11.申請書提出先

〒311-3411 茨城県小美玉市野田1542番地
公益財団法人  タカノ農芸化学研究助成財団
理事長 髙 野 成 徳

12.問い合わせ先

タカノフーズ(株)内 財団事務局
TEL:0299-58-4363
FAX:0299-58-3847
E-mail:tazaidan@takanofoods.co.jp

申請用紙ダウンロード

または、E-mailにお問い合わせいただけましたら、書類を添付して返信いたします。

13.その他

同一研究課題で、他の団体等へ応募され、かつ、本年度重複助成となられた場合には、助成をできない場合がありますのでご注意ください。

2024年度 助成金交付者は以下の通り決定されました。
一般研究者部門

山口 直矢  (地独)北海道立総合研究機構 中央農業試験場
及川 和聡  基礎生物学研究所 共生システム
三谷 塁一  信州大学 農学部 農学生命科学科
井上 善晴  京都大学大学院 農学研究科
川口 耕一郎 京都工芸繊維大学 応用生物学系
金子 淳   東北大学大学院 農学研究科
鶴永 陽子  島根大学 人間科学部

若手研究者部門

藤井 佳祐  京都大学 農学研究科
北沢 優悟  山口大学大学院 創成科学研究科
貞廣 優作  熊本大学大学院 生命科学研究部(薬学系)
君島 愛美  日本大学大学院 生物資源科学研究科
才田 恵美  梅花女子大学 食文化学部
李 恒    中央大学 理工学部 電気電子情報通信工学科